2006年07月03日

憎まれ役? セブルス・スネイプ

 先日書いた記事「スネイプとペンシーブ(5巻、6巻)」のコメントで「スネイプはダンブルドアの命令で憎まれるようにしている」(歩さんより)というのがありました。わたしも同様にスネイプが意識してやっていたことだと感じていました。

 スネイプは6巻ラストで不死鳥の騎士団から離れて、死喰い人の元へ行ってしましましたが、これまでもずっと不死鳥の騎士団のメンバーと友好的に過ごしていた雰囲気はありませんでした。
「スネイプは絶対ここで食事をしないんだ」ロンが小声でハリーに言った。「ありがたいことにね。さあ」
(5巻上P127)

 スネイプが食事を皆と取らない理由というのも、6巻で明らかになった二重スパイとしての役割が関係していると思います。一緒に食事をとるというのは親密さを増すものではないかと思います。よく「食事でも一緒に」と誘うのはその人と仲良くなりたいから、ということでもありますし、学校でも食事は仲のよいメンバーととることが普通ではないかと思います。共に食事をとることは仲間意識、連帯感を生じさせやすくするものでもあると思います。他のメンバーと一緒に食事をすることで、スネイプに対して親しみを感じたり、スネイプと打ち解けたりということを避けるためだったのではないかと思います。スネイプ自身は優秀な閉心術士であるということですが、他のメンバーや接する人々でこの術をマスターしている人はまれでしょうし、ましてヴォルデモートをはじめ死喰い人たちによって捕らえられたりしたら、どうすることも出来ず、真実を話したり、見透かされたりすると思います。スネイプは敢えて自分自身が「友好的」「親和的」な態度を取ることを避け、ヴォルデモートらが関係者や騎士団メンバーを捕らえたときにでも自身の身を守り、本当の正体(わたしはダンブルドア側だと信じていますが)を他人の口からも明らかにされないようにということなのではないか、と思います。仲間であって仲間ではないような「疑わしき存在」として行動していたように思います。これは大変孤独な立場です。ヴォルデモートが消滅し自分の任務が終わるまでは、決して反ヴォルデモートの側に心を開くことはできません。疑わしく振る舞い、誰とも親しく付き合うことがないという態度を持ち続けなくてはなりません。もしこの仮説が正しければ、スネイプは成功したといえるでしょう。
 椅子に腰を落としながら、マクゴナガル先生が弱々しく繰り返した。
「私たち全員が怪しんでいました……しかし、ダンブルドアは信じていた……いつも……スネイプが……信じられません」
(6巻下P450)

一方、ヴォルデモートにとって有用となりうる人物には好意的な態度をとり続けたのでしょう(例えばルシウス・マルフォイ)。本当にルシウスやドラコに好意を抱いているかは別の問題になってきそうです。

 ハリーに対しての憎悪は本物なのでしょうか? スネイプがダンブルドアを信用させるために語った「自責の念」というのも、読者にとってはあまり説得力のあるような感じはしませんでした。(6巻下P350)しかし、もしこの「自責の念」が本物でありダンブルドアにだけ真実を話したとしたら、ダンブルドアだけはスネイプの本当の気持ち、感情を理解している人物なのです。他の誰にも語ることのできなかった苦しみを語ることができ、それを信じてくれる=本物の自分をわかってくれるのはダンブルドアだけであるからこそ、ダンブルドア側についた、と思いたいところです。ハリーへの憎悪も本物なのかどうか実際よくわかりません。本当に「自責の念」を感じて深く後悔していたとしても、ヴォルデモートが倒れるまでは、スネイプはハリーに詫びることは絶対にできないわけです。自分の情報でハリーの両親が亡くなり、それを悔やんでいても、ハリーに対しては冷たい態度をとり続けなくてはいけないのかもしれません。
 残す7巻目で、スネイプは自分のことを語るのでしょうか。ハリーにとってスネイプはどんな人物像として心に残るのか、気になります。
この記事へのコメント
kmyさん、こんにちは!

ペンシーブの考察共々興味深く読ませて頂きました。
6巻は考えてもキリがない巻ですが、
やはり一番気になるのはスネイプ先生ですね。
4巻の終わりあたりから一番気になる要素を出してきた人物のような。
ミーハーしてしまうような「好き」ではないけど、とにかく一番気になるよね、というのは
共通の意見でしたよね(笑)。

憎まれ役、というのは賛成です。
私にはダンブルドアがあれだけ信頼していた人物がただの
悪役だとはとても思えません。そして、どちら側にも
気付かれることなくその役割を演じているスネイプ先生は本当に能力のある魔法使いだと思っています。
そして、本当に孤独な。。うーん、元々
歪んでいた人だからこそ出来る仕事なのかもしれない(笑)。

スネイプ先生は、1巻からかなり重要な人物として
大きく描かれていて、「ハリー・ポッター」の物語の
本当の面白さを示してくれたのも彼が最初でした。
kmyさんが以前書いていた、
悪→善 というのが最初に当てはまった人物です。

そして私は、最後の最後でこれがまた元に戻る、
善→悪→善
という驚きのラストがあると期待しています。
最終巻で、彼が真意を見せてくれることを信じています。
Posted by みずき at 2006年07月03日 14:36
kmyさんこんにちは。
前に一度コメントさせていただいたものです。

私もスネイプはダンブルドア側であると信じている(願っている)ひとりです。
偉大なるダンブルドアが信じた人だから、彼はヴォルデモート(悪)には屈しないであろうと。
とはいえ一巻を読んだ時から感じていたのですが、ダンブルドアの判断力というのは決して完璧なものではありません。
クィレルに始まり、ロックハート、偽ムーディの教師採用は、その寛大な心が原因となり、結局はハリーを窮地に追いやってしまう結果となっています。その寛大な心こそがダンブルドアの偉大なところなんですけども……。

物語全体を見てみると、ハリー・ポッターシリーズはハリー対ヴォルデモートの勧善懲悪の図式をとっていながら、それを取り巻く人々の善・悪への関わり方はなかなか複雑かつ曖昧で、(例えばいい人に見えてたファッジが何だかやなヤツに思えてきたり)そこが私たちの現実社会に繋がるところがあって私は好きです。ハリー〜が単なるファンタジーに終わっていないのは、そういった人間の心理を細やかに描いている点だと思うのです。

スネイプの心理というのもとても複雑ですね。ハリーへの思い、ジェームズへの想い…。ローリングさんが最終巻でどういった決着をつけさせるかとても気になります。

今回、kmyさんの考察を読んでいて思ったのですが、どんな魔法を持ってしても出来ないことは、死者を蘇らせることともう一つ、「信頼を得ること」なんじゃないかな、と。
それゆえに、どのような結果になるにせよ、ダンブルドアのスネイプへの信頼は物語の鍵になるだろうと思っています。
Posted by Nico at 2006年07月04日 03:22
みずきさん、コメントありがとうございます♪
好きというのと少々違いますが、そうなのです、一番「気になる人物」です。
4巻あたりで感じていた疑問は6巻を読んで「二重スパイ」であることが明らかになったので少々わかった気がしますが、それでも本心は全然見えてきません。
本当に演じ切っているのであれば、かなりの魔法力と冷静な判断力が必要とされますし、かつ誰とも親密になれないということで、それを乗り切るだけの強い精神力がなければならないと思います。
6巻で「敵側」へと属すことになりますが、悪に見せかけて最後に善であったことを示してほしいと思います。それにはどういうことをハリーに対して見せるのか、どういうことをヴォルデモートに仕掛けるのか、全然検討がつきませんが、だからこそハリー・ポッターは面白いと思います。
結末ではなくプロセスが面白い、そう思います。ラストでスネイプ先生は本心を語るのかどうか、ヴォルデモート消滅の後どうなるのか、見逃せないと思います。


Nicoさん、二度目のコメントありがとうございます! こうして読んでいただいていると思うととても嬉しく思います。
ダンブルドアの人を信じるという性格が災いしてあのような死を招いたということで終わるとは信じがたく思っています。裏切るのは一瞬ですが、信頼するというのはずっと絶え間なく続くことであり、途切れるものではないので、それだけに難しく感じます。信じたことが悪用されるというだけではない、と願っていますが、最終的にどうなるのか本当にわからないのがまた物語の魅力なのだと思います。
Nicoさんがコメントしてくださっているように、善・悪の図式は単純な二極化ではなく、一人の人間(ハリー)を通して変わり行く人間関係というのが感じられて、物語の深みを増しているように感じます。スネイプだけでなく、7巻目で取り巻く人々はどのような変化をしていくのでしょうか。
どんな魔法を持っても出来ないこととして、Nicoさんが「死者を蘇らせること」「信頼を得ること」と挙げていますが、確かにそうだと感じました。信頼を築き上げるというのは、魔法で出来ることではないようですよね。人を信頼させるような魔法があれば、それは既に作為的で本物ではないと思います。参考になるコメント、ありがとうございました。
Posted by kmy at 2006年07月04日 14:41
kmyさん、こんにちは。
スネイプ先生は、あくまでダンブルドア側で仲間であって仲間ではないような「疑わしき存在」として行動している、ということですね。そして、好意的な態度をとったルシウスなどは、ヴォルデモートにとって有用となりうる人物だからと。
大いに、頷ける考察でした。1巻でも、憎まれ役を買って出たことがクィレルによって明らかにされていますし、信念に基いて、憎まれ役に徹する冷静さは、先生は十分持ち合わせていると思います。

でも、私自身は今、スネイプ先生がどちらの側なのかますますわからなくなっているところです。
最終的にダンブルドアの側につくというか、ダンブルドアの信頼を裏切らない形をとるとは思っています。ただ、6巻終了の段階では、もしかすると闇側についたのではとの思いも根強くあるのです。「臆病者」に強く反応し、はっきり見せた苦悶の表情から。その表情をどう捉えるか、今後も考えていくつもりですが。

勧善懲悪については、私も気になっていました。最終的に勧善懲悪の形をとったとしても、「悪」をヴォルデモートやスネイプ先生など個人を指すものではあって欲しくないからです。倒すべき「悪」は十分愛されなかった人々ではないと思っています。
Posted by 二尋 at 2006年07月05日 20:10
二尋さん、こんにちは♪ コメントありがとうございます。
スネイプ先生については多くの読者がダンブルドアの側であって欲しいと思っていますが、もしこれが打ち砕かれ闇側の人間であったならば、信頼というものを重んじたダンブルドアは愚かだったということになってしまうのではないか、と感じます。しかし、もしかしたら、こういうことこそ本当の悪なのかもしれませんよね……人間の善性を利用して権力を手にすることが本当にスネイプ先生の望むものであるのなら。
「悪」としての象徴のヴォルデモートを倒したとしても、「悪」はなくなるものではないと思います。「悪」というのは人そのものではなく、人間性のあり方のようなものではないか、と思います。二尋さんが書かれていますように、個人を倒せばそれでよい、というのではなく、そうした概念を打ち砕くことであって欲しいと思いますし、その意味でもスネイプ先生は「信頼」を重んじていて欲しいと思います。7巻ではどうなるのか、その期待と不安がいっぱいです。
Posted by kmy at 2006年07月06日 12:46
kmyさんこんにちは。
こちらへのコメントははじめましてです。


私もスネイプの事は1巻からずっと気になってました。
ダンブルドアの信用を買っているという事で悪から善へと転身しましたが、果たしてこの人の心は一体何所にあるのだろう?と。。。
4巻最後で腕に刻まれた闇の印を見せるという勇気ある行動を取ったのに、
5巻での態度は相変わらず。
そして6巻では明らかな裏切りとしか思えない行動を取った挙げ句の逃亡。
実にショックな場面でした。

が、あれは本当に裏切りだったのでしょうか?

私は今もスネイプは騎士団側だと信じています。


ドラコが闇の帝王から、ダンブルドア暗殺の指令を受けた事をスネイプは知ってました。
そしてナルシッサとは”破れぬ誓い”まで立ててしまいました。
その事は間違いなくダンブルドアに伝えたでしょう。
その上でドラコから計画を聞き出す様に言われたのでしょう。けれどそれは失敗に終わりました。
が、ダンブルドアは自分の命が惜しくて計画を聞き出そうとした訳では無いと思います。

むしろドラコを助けようとしていたのでは無いでしょうか?
ドラコに人殺しが出来ないと分かっていたから、帝王の指令を全うできないと殺されると考えたから助けてやりたかったのではないかと考えてます。

ドラコを救う方法は2つ。
母親と共に安全な所へ匿って、騎士団陣営に迎え入れる事。
もう一つはダンブルドア自身が殺される事です。
ドラコはダンブルドアの申し出を、帝王への恐怖心のあまり受け入れる事が出来ませんでした。
かと言って丸腰の弱り果てたダンブルドアを殺す事も出来ませんでした。
だとすると”破れぬ誓い”を結んだスネイプが殺すしか助ける道は残っていません。
ダンブルドアとスネイプはこの事を事前に決めておいたのではないかと思います。
ハグリッドが見聞きした二人の言い争いとはこの事ではないでしょうか?
ダンブルドアの最期の言葉「セブルス。。頼む」と言うのは決めた事を守ってくれと言う意味に取れて仕方が無いのです。
だって、ダンブルドア程の人が死を目前にして怯えたりする様には思えないのです。
殺さないでくれなんて意味の言葉を言う様には思えないんです。
むしろ若い生徒1人を守る為になら、喜んで身を投げ出しそうに思えるんです。

スネイプは今、耐えきれない様な罪悪感と葛藤に苛まれているのではないでしょうか。
Posted by なお at 2006年07月07日 01:53
なおさん、こちらでははじめまして!
わたしもスネイプはダンブルドア側だと信じていますし、なおさんか書かれていた「死を目前にして怯えたりする様には思えない」ということに同感です。ヴォルデモートは誰よりも死を恐れ、死こそ最悪に忌み嫌うべき、回避すべき問題だと思っていたようですが、ダンブルドアは1巻の時点から「死とは長い一日の終わりに眠りにつくようなものなのだ。結局、きちんと整理された心を持つ者にとっては、死は次の大いなるぼうけんにすぎないのじゃ」(1巻P438)と語っているように、死を恐れているとは思いません。ダンブルドアは若者を重んじている部分もあり、やはりドラコを生かすこと、人を殺すことでなく生かすことで生まれる信頼などを信じているのではないかと思っています。
スネイプとダンブルドアの間にも信頼関係はあると信じたいと思います。
今の時点ではドラコ自身、ダンブルドアに助けられたとは思っていないのでしょうが、スネイプが味方であり、それが任務であったことなどがドラコにわかれば、ドラコのダンブルドアに対する意識が変わるかもしれない、と思いたいところです。
コメントありがとうございました。
Posted by kmy at 2006年07月07日 14:10
こんにちは。

なおさんのコメント「ダンブルドアの最期の言葉『セブルス。。頼む』と言うのは決めた事を守ってくれと言う意味」を読んで、今までもやもやしていたものがなくなり、心がすっきりしました。ダンブルドアほどの魔法使いが死に直面して命乞いをするなんて、何かひっかかるものがあると思っていたのです。

ダンブルドアを殺す時のスネイプのなんともいえない憎しみの表情は、もしかしたらダンブルドアを殺さなくてはならなくなった自分への憎しみなのかもしれません。あらかじめ打ち合わせをしていたこととはいえ、スネイプにとってはかなり辛いことであったはずです。

そして城の外でハリーに見せた憎しみの表情は、こんな自分の状況をわかりもせずに自分を臆病者呼ばわりするハリーに対しての憎しみだったのかもしれません。

なおさんのコメントのおかげで、諦めかけていた「スネイプダンブルドア側説」に希望がもてるようになりました。ありがとうございました。
Posted by おたまじゃくし at 2006年07月13日 23:12
おたまじゃくしさん、なおさんのコメントを読まれて、スネイプダンブルドア側説に希望を持てたそうで、嬉しく思います。
スネイプは味方だと信じていますし、「頼む」は任務だったと信じています。7巻でどうなるのでしょうか。「臆病者」という言葉へかなり反応していたスネイプの真意も知りたいと思っています。
スネイプにとってかなり辛いこと、確かにそうではないかと思います。ダンブルドアは唯一のスネイプの味方のような存在なのだと思いますから、それなのに自ら殺さねばならないというのは、本当に苦しいものだと思います。スネイプがこの後、心を許せる相手や信頼関係で結ばれる相手と出会えるのでしょうか……。気にかかります。
コメントありがとうございましました!
Posted by kmy at 2006年07月14日 13:28
kmyさん、お久しぶりです。6巻の感想をこちらで書くのは初、でしょうか。

スネイプに関する意見は、他の方と微妙に違います。私はスネイプがマルフォイ家の味方だと信じて(望んで)います。
彼自身が言っているように、彼は2重スパイです。ダンブルドアの味方も、ヴォルデモートの味方もします。でも、彼にとってホグワーツは大切な場所だったと思うのです。学校を去るのは、きっと辛かったでしょう。
スネイプは教師です。以前にハリーを救ったのも、今回ドラコを救ったのも、2人が自分の生徒だからでは?冷たいようでも、自分の生徒は彼なりに可愛がっていると思います。
ダンブルドアを殺したのは、ドラコを守るためです。ドラコを守ったのは、ナルシッサに誓ったからです。なぜ誓ったのかが一番気になります。私は、それがマルフォイ家への好意があったからだと思いたいです。

ここからは残酷(?)な意見ですが、スネイプが本当にヴォルデモートの味方でも、私はかまいません。ただ、これからもマルフォイ家の味方でいて欲しいんです。
Posted by リラ at 2006年07月21日 17:35
リラさん、コメントありがとうございます♪
スネイプがマルフォイ家の味方だという考察、興味深く拝見しました! 
ドラコに関しては本当に親身に可愛がっているというリラさんのご意見はあまり考えてみたことがなかったので、なるほど、そういう見方もあると思いました。
それに加えて「スネイプがマルフォイ家の味方であれば、ヴォルデモートの味方でもかまわない」というのも、読者としてはこういう考えで読むのも面白いと思います。ローリングさんは読者をあっと言わせる展開に運ぶので、多くの意見とは違ったところに結ぶかもしれませんね。
またお話聞かせてくださいね!
Posted by kmy at 2006年07月24日 09:15
kmyさん、こんにちは。
スネイプ先生が憎まれ役を演じている(今は私もそのように考えています)理由について私も考えてみましたので、トラックバックさせていただきました。
Posted by 二尋 at 2006年08月16日 21:19
二尋さん、TBありがとうございます。拝読させていただきますね〜。
更新滞っておりますが、ぼちぼちやっていますので、ご心配なく。
Posted by kmy at 2006年08月17日 15:00
スネイプは、あくまでも「二重スパイ」の役を演じきるために
ダンブルドア殺害に至ったのだと思います。

スネイプはここで騎士団側だと明かさないほうがいいと思い、
やむを得ず殺したように見えます。
ダンブルドアも、ここで騎士団側だと明かし、死喰い人側の情報が途絶えるよりは、
自分が犠牲になったほうがいいと思っていたのだと思います。

ダンブルドアのセリフにこのようなものがありました。

「わしは心配しておらぬ。君が一緒だからのう。」

ハリーを心から信頼しているので、ダンブルドアの計画どおり進めばハリーがちゃんとやってくれる、
そう思っているはずです。
その計画遂行のために、自分は死を選んだのだと思います。
Posted by 匿名希望 at 2006年09月05日 16:51
匿名希望さん、コメントありがとうございます。
ダンブルドアは自分自身をスネイプに殺させる、スネイプは疑惑のまま騎士団を去ることを計画していたとわたしも思います。
自ら死を選ぶことで、死をなによりも恐れ忌み嫌うヴォルデモートとは違うことも示したと思います。時には死に向かうことも恐れない、そういうことを感じます。
ハリーを信頼してのこと、そうですよね。ハリー自身が自分で気がつくのではないかと思います。後はハリーに委ねるというメッセージなのかもと思います。
Posted by kmy at 2006年09月06日 13:06
私はスネイプ先生は味方だと信じている、というよりは確信に近いものを抱いています。
ダンブルドアが信頼していたというのもありますが、論理的な根拠もいくつか。まず、六巻の第二章でスネイプが自分の今までの行動と動悸を語る部分がありますが、あまりにも納得がいきすぎるものに感じました。あとは一巻からの流れからの推測ですね。絶対に敵ではありません。
あれほど盲目的な信頼を裏切れるほど、スネイプ先生を冷酷な人間だとは思っていません。
まあ、実を言うと敵でも構いませんが(笑)
現実世界では殺人や裏切りは一番許せないものなのですが、物語の中では、悪役、憎まれ役のほうが魅力的に見えるんです。ヴォルデモートは嫌いですがね。完全に悪すぎて。
Posted by ナンクルナイサ。 at 2006年09月27日 10:09
スネイプ先生に関することを第4巻から発見しました。

4巻の最後で、偽ムーディ(クラウチJr.)の「敵鏡」にスネイプの姿が映っているのです。

クラウチの敵鏡に映っていた=クラウチの敵=スネイプは騎士団側

ということになると思います。

クラウチはヴォルデモートを裏切った死喰い人を憎んでいたので
(「わしがもっとも許せないのは野放しになっている死喰い人だ」と言ってますし。)
敵鏡に映ったのかもしれませんが、
個人的感情で敵鏡が映す人を変えるとは思えませんし、
スネイプが敵鏡を騙すほどの魔力を持っているとも思えません。

なので、スネイプ先生は騎士団側の人だと信じる理由がまた1つ増えました。


長々とわかりづらい文章すみません^^;
Posted by 赤帽子 at 2006年10月06日 18:03
ナンクルナイサ。 さん
コメントのお返事をしたつもりが、送信エラーが出ていたようで(確認していなくてすみません)、お返事できていなかったみたいで本当に申し訳ないです。
憎まれ役のほうが魅力的に見えるというお話はわかるような気がします。スネイプは憎まれ役ではありますが、人間的なものがあります。ハリーへの憎悪も演技ではないか?と思えるのですが、実際は強い意思を持って動いている、ダンブルドアには誠実な人なのではないかと思います。対してヴォルデモートには人間を超越しようと考えている彼らしく、心というものを感じません。すべての人間は自分の駒のように捕らえているように感じられます。有用か無用か、それだけのようですよね。そう思えばこそ、憎まれ役でもスネイプには魅力があるのではないかと思います。さりげなくハリーを助けていますし。コメント、本当にありがとうございました。
今後、送信してからチェックを怠らないようにしますので、よろしくお願いします。

赤帽子さん
偽ムーディの敵鏡に映ったということは、スネイプは死喰い人たちから「仲間」とは完全に思われていないということをやはりさしていると思います。ベラトリックスも疑っていますし、スネイプとヴォルデモートの個人的な関係だけを保っているというのは、やはり以前のつながりとは違うということをあらわしているように思います。
4巻以降をもう少し読み直してみなくては、と思うこのごろです。ありがとうございました!
Posted by kmy at 2006年10月07日 18:13
こんにちわ。はじめまして。
心よりスネイプ先生を愛してやまない者です。

ついこの間、6巻を読み終えたばかりでまだ興奮しています。ここの書き込みを見て、スネイプ先生が裏切り者ではない、との確信が持てました(自分なりに、という意味ですが)。

それで、一度は気持ちがスッキリしたのですが、よくよく考えれば彼が味方だとすれば、なんて残酷なのだろうと思えて辛くなりました。

ダンブルドアも随分残酷です。闇の帝王の前に、スネイプ先生がハリーに殺されるかもしれませんし、騎士団が強力なリーダーを失って崩壊することだって考えられたはず。それでもダンブルドアが危険な賭けにでたのは、若い世代に希望を託したということなのでしょうが。

私は、ダンブルドアがハリーを洞窟へ連れて行き、ダンブルドアを苦しめるような辛い仕事をさせたのは、スネイプ先生もまたダンブルドアの残酷な命令に従わざるを得なかったことを、ハリーが後々受け入れるための布石なのだと思います。
Posted by QD at 2006年10月10日 23:00
QDさん、はじめまして。
スネイプはハリーたちの味方であると信じていますが、QDさんのコメントにあるように、本当に残酷だと感じます。スネイプはダンブルドアを信頼し、それに従うことを最上として決断したのでしょうが、他の誰からも信頼を勝ち得ていないところで、秘密裏に行動していかなくてはいけません。自身の手でダンブルドアに手を下してしまった以上、自分の立場をどのように説明するのか、ハリーたちはどう理解するのか、今後が非常に気になります。
スネイプ自身では、ハリーたちにたとえ理解を得られなかったとしても、ヴォルデモートを倒しダンブルドアの意向に従えればと思っているのかもしれませんが、物語ラストまでにはスネイプの「本当の立場」が語られるのではないかと読者としては期待しています。
若い世代に希望を託すというコメントに共感しました。ダンブルドアに頼ってばかりはいられないし、ダンブルドア自身も後継者を育てることを自身の任務としていたと思います。だからこそ教師を希望したのでしょうし、自分が亡き後でも若い世代がやりぬかねばならないことであり、それをやり遂げてほしいと思っていたと思います。スネイプがダンブルドアを殺害したこともここに通じると思いますが、自分が死ぬことによってやはりヴォルデモートら闇の勢力を打ち下す何らかの計画が隠れていると思いますし、それを汲み取ってハリーらが戦ってほしいと思ったのではないかと思います。
スネイプについては最終巻でより深く明らかになってほしいですし、ハリーも大人としてスネイプを理解してほしいと思います。
コメントありがとうございました。
Posted by kmy at 2006年10月11日 13:38
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混じりけなしの憎しみ
Excerpt: ホグワーツ特急内でのドラコの攻撃により、身動きできない所をトンクスに助けらたハリーは、トンクスと共に歩いてホグズミード駅からホグワーツに向かいます。 しかし、学校へ着いても、警備措置が強化された校内..
Weblog: スネイプ先生に開心術!!(6巻)
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