2006年03月15日

"ankle"の訳語

 第5巻での"ankle"に当てられた訳語が気になりました。まずはこちらをご覧ください。

何かがハリーの踝(かかと)を掠めた。見下ろすと、管理人フィルチの飼っている、骸骨のように痩せた灰色の猫、ミセス・ノリスが、こっそりと通り過ぎるところだった。
(5巻第14章P443)
Something brushed his ankles. He looked down and saw the caretaker's skeletal grey cat< Mrs Norris, slinking past him.
(UKハードカバー〈以下同書のページを指します〉P253)

 こちらの部分の「踝」という漢字のルビが間違っています。この漢字の読みは正しくは「くるぶし」です。では、原文は「くるぶし」なのか「かかと」なのか確認してみると"ankle"でした。この"ankle"に対する訳語がたびたび「かかと」となっている部分があります。

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posted by kmy at 14:27| Comment(6) | TrackBack(0) | 翻訳・訳語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月22日

スニベルス( Snivellus)(2006/3/4追記)

 シリウスたちは学生時代にスネイプ先生にあだ名をつけていました。それは"Snivellus"。翻訳で「スニベルス(ルビ:なきみそ)」と訳されていますが、スネイプ先生って泣き虫だったのでしょうか?
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2006年02月13日

あみだかぶりとは?

マッド-アイが魔法の目を隠すのにあみだに被(かぶ)った山高帽を笑った。
(5巻下第22章P101)


 いきなりですが、問題です。帽子を「あみだにかぶって」みてください。

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posted by kmy at 17:48| Comment(5) | TrackBack(0) | 翻訳・訳語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月08日

翻訳への違和感 "scarf"は「スカーフ」?

 「ハリー・ポッターの評価は・・・・・・(2004/1/29)(20006/2/8追記しました)」という記事を以前書きましたが、その中で翻訳が多少悪くても翻訳者と共に楽しめるのは嬉しいことだと書いています。しかし、5巻を読んだときに翻訳に違和感を感じ、「ハングマン」が訳出されなかったこと(メルマガ18号参照)に気がついた頃から翻訳本への不信感が生まれてしまいました。今まで話の筋を追うことや前後関係や事件の関連などを考えるため、そうした箇所を確認するため翻訳を「見ていた」だけだったのかも、と思いました。5巻の原書と翻訳を比べながら読んで、感じる違和感や気になった翻訳についてまとめてみることにしました。

 翻訳を読んでいて気になったのが"scarf(複数:scarves)"の訳し方。

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posted by kmy at 16:53| Comment(4) | TrackBack(0) | 翻訳・訳語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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